お問い合わせフォームから届く営業メールは「お問合せフォーム送信代行」によるもの
最近、お問い合わせフォームから届く営業メールが増えています。
これらは大変迷惑で、またWEBサイト運営業務に支障をきたします。
お問い合わせフォームから届く営業メールが著しく増加してきたことは「お問合せフォーム送信代行」によるサービスが広まってきたことに影響していると考えています。
「お問合せフォーム送信代行」は「FAX送信代行」が進化したものとのことです。
プログラムによる自動送信ではなく人力で問い合わせフォームから送信するサービスもあり、画像認証(reCAPTCHA)や必須項目設置では防ぎきれないことがあります。
「お問合せフォーム送信代行」撃退方法
1.Google reCAPTCHAを設置する
プログラムによる自動送信に対応します。
WordPress なら Really Simple CAPTCHA プラグイン、MW WP Form ブラグインをご利用なら reCAPTCHA for MW WP Form で簡単に設置できます。
但し、人力の「お問合せフォーム送信代行」には効果が無いようです。
2.問い合わせフォームに必須項目を設置する
お問い合わせフォームに例えば『営業メールではない』チェックボックスを追加し、チェックしないと送信できないようにします。
但し、人力の「お問合せフォーム送信代行」のとき、また「お問合せフォーム送信代行」業者にコンプライアンスを期待する対策は効果に疑問が有ります。
3.問合せフォームに「営業メールお断り」の文言を付ける
これで特定電子メール法のオプトイン規制により営業メールを送り付けるのは違法行為の疑いが濃厚になります。
特定電子メール法違反は、法人の場合3000万円以下の罰金が課せられます。
但し、「お問合せフォーム送信代行」業者にコンプライアンスを期待する対策は効果に疑問が有ります。
4.問合せフォームのページを noindex にする
お問い合わせフォームページを noindex にする方法は WordPress なら All in One SEO プラグインで簡単に設定できます。
All in One SEO による設定方法
・お問い合わせフォームページを編集
・AIOSEO設定ボックスで以下を設定
・Advancedを選択
・ロボット設定のデフォルト設定を使用しないを選択
・インデックスなしにチェック
・更新
但し、メニュー等からお問い合わせフォームページへのリンクは削除出来ませんので、「お問い合わせフォームページを noindex とする」対策の効果は少ないかもしれません。
5.アクセス制限(IPアドレス)する
お問い合わせフォームから届く営業メールの送信元のIPアドレスからはWEBサイトのサクセスを拒否します。
WordPress で MW WP Form ブラグインをご利用ならIPアドレスをオリジナルの「メールタグ」で定義し、管理人宛メール設定の本文にその「メールタグ」を追記すれば送信元のIPアドレスを取得できます。
送信元のIPアドレスが分かれば適当なプラグインでIPアドレスによるアクセス拒否を行います。
当方は Easy IP Blocker を使用しました。
現在14アドレス登録していますがこれでお問い合わせフォームから届く営業メールは数通/月に減少しました。
これは送信元のIPアドレスが限定する「お問合せフォーム送信代行」ならではの効果と思われます。