エンコーダ(WME9)をインターネットに公開する
プレーヤ(WMP9)はWAN(インターネット)側からIPアドレスとポートを指定しアクセスします。
WME9がLAN側のPCで実行されている場合は、そのままではWAN側からアクセスできません。
その場合、ルータのポートフォワーディング機能を利用します。
また ISPから付与されるIPアドレスは接続される毎に変わる動的IPアドレスです(有料オプションで固定IPサービスが用意されたISPも有りますが、高価な場合が多いです)。
ダイナミックDNSサービスを利用し、IPアドレスが変わっても同じドメイン名でアクセスできる環境を用意します。
ポートフォワーディングの設定
『ルータのWAN側に付与されているグローバルIPアドレスとポート(WME9が使用するポートで、デフォルト値は8080)に対してパケットが送信されたら、(ローカルIPアドレスが割り当てられている)WME9に転送する』という設定をします。
ポートフォワーディングの名称はメーカーによって異なり、「ローカルサーバ」「仮想(バーチャル)サーバ」「静的NAT」「SUA(Single User Account)サーバ」「アドレス変換テーブルの追加」などと呼ばれます。
ポートフォワーディングではローカルIPアドレスを直接設定する必要があります。
このためローカルIPアドレスの割り当ては、DHCPの静的なIPアドレスの割り当て機能か、手動割り当てを利用する必要があります。
具体的なポートフォワーディングの設定は、お使いのルータの説明書をご参照下さい。
ダイナミックDNSの設定
従来のDNSは予め用意されたIPアドレスとホスト名の固定的な対比表を持っています。
ダイナミックDNSでは、対比表の内容を動的に書き替える事ができるため、IPアドレスが動的に変わってしまったとしても逐次更新することにより固定のホスト名を維持することができます。
無料サービスの場合、サブドメイン(例えば"xxx.aaa.bbb"で"xxx"部分をユーザが指定する)で提供される場合が多いようです。
ダイナミックDNSはとても便利なサービスなのですが、IPアドレスの変化を検出し、登録サイトに行って更新作業をしなくてはなりません。
通常専用ソフトでこれらを自動的に処理します。
ダイナミックDNSの提供元
- 無料で登録してくれるサイトが数多くあります。(DiCEサポート一覧表が参考になります。)
- ISPが提供するサービスがあります。
ぷららダイナミックDNSサービスでは、例えば"xxx.plala.jp"("xxx"部分を指定する)を割当てられます。
ISPによるサービスなのでユーザ側でIPアドレスの更新作業は必要ありません。
IPアドレスの更新手段
- IPアドレスの変化を検知して自動的に登録サイトで更新作業をするソフトウエアを常時動作させます。
例えばDICE(フリーソフト)を使用します。 - ダイナミックDNS対応ルータにより更新できます。
対応するサイトが限られることがあるようです。
Webページで公開する
ストリーミングライブ配信を公開するには、Webページを使うのが一般的です。
主なWebページへの貼り付け方には、直接リンクする方法と、プレイヤをWebページに埋め込む方法があります。
直接リンクする方法
リンクをクリックすると、プレイヤが立ち上がり再生が始まります。
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<a href=“URL”>クリックするとライブが再生されます</a> |
プレイヤをWebページに埋め込む方法
Webページを表示すると、Webページに埋め込まれたプレイヤが再生します。
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<!-- Player コントロール 6.4 の場合 --> <object classid="CLSID:22D6F312-B0F6-11D0-94AB-0080C74C7E95"> <param name="FileName" value="URL"> <param name="AutoStart" value="true"> </object> |
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<!-- Player コントロール 7.0 の場合 --> <object classid="CLSID:6BF52A52-394A-11D3-B153-00C04F79FAA6"> <param name="URL" value="URL"> <param name="AutoStart" value="true"> </object> |
param タグを使って様々なコントロールが出来ます。詳細は以下のリンクを参照して下さい。