開発環境を「Local by Flywheel」に変えてみた。

サイト開発にローカル開発環境が必要になります。
XAMPPを使ってきましたが、様々な理由で環境の異なる複数のローカル開発環境が必要になり、ローカル開発環境を見直すことにしました。

最初は「VCCW」

VCCWとは仮想環境を構築するためのツール Vagrant とインフラ構築自動化ツール Chef をベースにしたWordPress環境構築ツールです。
簡単に言うと、XAMPPやMAMPのようにローカル環境の構築を容易に出来るものです。

WordPress のローカル環境構築に便利な VCCW ですが、動作がとにかく遅く使い続けるには忍耐が必要です。

高速化の手段があるようです。

VCCWを高速化する方法

当方の環境ではいずれも体感速度向上せず。

次は「Docker for Windows」

Docker とは、コンテナ型のアプリケーション実行環境のことです。
「Docker for Windows」がリリースされ、64bit版の Windows 10 ならば、簡単に導入できるようになりました。
コンテナの組み合わせで様々な開発環境が作成できます。
docker-compose.yml でコンテナ起動に関しての記述をしていきます。
php のバージョン、Apache/Nginx など、docker-compose.yml を切り替えることにより様々な開発環境を利用できます。

VCCW より速いようですが、高速化の期待には十分ではありませんでした。

現在はGUIツール「Local by Flywheel」

これも Docker ベースのローカル開発環境です。

とにかく簡単で高機能なのに驚きました。
Docker ベースなので速度は Docker for Windows と同等となる筈ですが速いです。
Docker for Windows では怪しげな docker-compose.yml を書いていた為かもしれません。

様々な機能がありますが、特にありがたいのは以下の点です。

  • サイト毎に独立して環境が設定できる
  • Nginx/Apache を選択可能
  • PHP Version を選択可能( 7.1.4, 7.0.3, 5.6.20, 5.5.38, 5.4.45, 5.3.29, 5.2.17, 5.2.4 )
  • ローカルSSLサポート
  • SSH + WP-CLIアクセス

WordPress 用ですが、EC-CUBE や XOOPS などの開発環境としても使えそうです。